必読の書
SELinuxは、Fedora Core 3 にデフォルトで採用されたとはいえ、最終決定権はシステム管理者です。正しい使い方をマスターして、運用しなければかえって有害にもなり得ます。この本をマスターすることにより、SELinuxの正しい運用方法が実践できます。まずこの本をマスターしてから、最新の技法に進むべきです。ということで、必読の書です。
SELinuxを触る方には必読
本書は、SELinuxを触る方には必読の本になっている。 対象となっているものがFedoraCore1なので、現状よりは少々古めになってしまうが、これは書籍の宿命であろう。 しかし、もともとSELinuxが組み込まれていないFedora1にインストールすることを想定しているため、 ポリシー作成など、最初から行う方法が詳しく載っている。FedoraCore2では、SELinuxが組み込まれたため、この本よりは簡単に設定できるが、設定の途中で 詰まったり、設定の意味するところが理解できない場合には、本書は最適な道標となると思う。
徹底活用しましょう
SELinuxをインストールした後に何を理解し、どう設定すればよいのかを具体的にまとめられています。SELinuxを約半年使用していますが、なかなかまとまったドキュメントがなく設定や運用に苦労していましたが、本書は単なる概念的な解説本ではなく、運用側の視点で書かれており、実践活用しやすいところがありがたいです。vsftpd, httpd, sshd等の具体的な設定方法が詳細に書かれており、読みながら自分の環境をカスタマイズしていくと徐々にSELinux環境が熟成されていく感じがして楽しくなりました。SELinuxを使ってシステム構築をしている人、これから使用としている人に是非お勧めします。
日経BP社
SELinuxシステム管理―セキュアOSの基礎と運用 Linuxセキュリティクックブック―システム防御のためのレシピ集 LinuxサーバHacks―プロが使うテクニック&ツール100選 DNS & BINDクックブック―ネームサーバ管理者のためのレシピ集 ネットワークセキュリティ Expert 4 SoftwareDesign特別編集
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