外資ファンド 利回り20%超のからくり



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外資ファンド 利回り20%超のからくり
外資ファンド 利回り20%超のからくり

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スマートで分かりやすい良書!!

いつもながら、北村さんの著書には感心します。
というのも、金融関係の著書でとりわけ顕著な傾向、

専門用語で煙に巻いたり、
カタカナ語を多用することで分かりにくくする、
といったこととはかなりかけ離れているからです。

全体的にユーザーフレンドリーな記述で、
論旨がつかみやすく、理解もしやすい。

内容としては、

1)企業買収ファンド
2)企業再生ファンド
3)不動産投資ファンド
4)ヘッジファンド

の儲けのからくりを、具体例を示しながら、説明していて、
基本的なところは押さえられます。

利益獲得の手段である基本的な戦略、

1)市場の歪み
2)レバレッジ効果
3)分散効果

といったことについても、しっかりとした説明・解説があるので、
こちらも非常に分かりやすい。

総じて、大満足な内容で星は満点です。
意外とあっさり

タイトルの通り、利回り20%をどう成し遂げてるかの解説が中心。
企業再生、不動産投資…。
色々な投資があるけど、市場の歪みを見つけた者勝ち。
キャッシュフローや金利について数学を用いた解説もしている。
文章も簡単で読みやすく分かりやすいので、
事前知識がなくても理解できると思います。

興味深い点も多々あったけど、
意外とあっさり読めてしまって充実感不足。
星3つ。
利回り5%が20%を産出するしくみ

市場の歪み、レバレッジ、分散を利用して外資ファンドが高利回りの資産運用をどう可能にしているかを丁寧に説明している。特にレバレッジと分散については、数学的裏づけが分かりやすく解説されている。
最近流行の疑問提起型の題名をつけるなら「なぜ年5%の金融商品を使って、外資ファンドは年20%の高利回りを創出するのか?」とでもなろうか。まぁ答えを聞いてしまうと案外単純なのだが、電車の中の進学塾の広告の「中学入試問題」みたいなものであろうか。
金融立国の提言。

最初は題名通り外資ファンドがどうやって利益を出しているのかひたすら解説している本なのかと
思っていましたが、読み終えた時に初めて真意が理解できました。
10章にこの本を通して伝えたいことが濃縮されていて、それまではおまけのようなものです。

筆者は日本という国の今後のあり方が見えない現状に、そして中国やインドを初めとした多くの
発展途上国が急速に成長を始める中成長が鈍っている、というか止まっている日本がどんな国を
目指すのかを金融、特に1990年代から目覚しい動きを見せているファンドというものからの視点で
考えています。

ヘッジファンドを偏見を持ってみないで、現実に何が起きているのかを極力わかりやすく解説されていて、
その性質がどういうものか、どういった考え方でファンドとその関係者は動いているのかが
大まかに理解できるという意味では非常によかったです。

ただやはり筆者が伝えたいのは日本もどういった国づくりを目指すかはっきり決めるべき、
そしてそれは金融立国が一番いい、というのが筆者の考えです。
確かに美しい国といった抽象的ないいまわしでごまかしたり、過去のものづくりばかりを見ていないで
国の行く末をしっかり考えるときだと思います。そして国の体制を動かすには必ず”教育”が必要なんですね。
筆者の金融立国論には賛成できますが、企業も政治家も私たちも自分のことを優先して国としての一体感なんて
まるでない現状を鑑みると、官民一体となった国づくりが実現する日はまだまだ実現には遠い・・・
と思ってしまいます。


本書はファンドについて大まかに知ることができ、そこから国を考える視点を与えてくれました。

筆者が述べているようにファンドについてどうやれば投資できるか、どのファンドに投資するかを選択する
指南書の類ではありません。そこは気をつけて。あまり長くない上に読みやすい本なので、金融について学ぶ前に
ちょっと読んでおいても損はないでしょう。
証券分析等の入門書

タイトルから外資ファンド特有の戦略等が記載されているのかと期待したが、
外資ファンドがいわゆる「ハゲタカ」と呼ばれることへのアンチテーゼとして
の題意でしかないのではないか?また、最後の章における金融教育に関する
記載についても、内容には賛成するが本書の内容にふさわしいかどうかは?
という感が否めない。

私個人としては筆者の個人的な見解よりも、もう少し実践的な投資戦略に
ついての見解を求めて購入した部分が多かったので星3つとした。

ただし、記述については非常にわかりやすく、数学アレルギーの人も苦に
ならないように記載されている等、読者に読みやすいように工夫されている点
は非常に好感を持った。

証券分析等の入門書としては最適ではないかと思われる。



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